千客万来おきゃくブログ

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2018年8月24日

オープン3ヵ月半で来館者数6万人突破!「むろと廃校水族館」

2018.8.24

テーマ:土佐のイチオシ

みんなを楽しませることが大好きな「ひょっとこ」です。

「室戸ユネスコ世界ジオパーク」で一躍有名になった室戸市に、新たな観光スポットとして誕生した「むろと廃校水族館」。4月26日のオープンから3ヵ月半で、なんと来館者数6万人を突破したという大人気の理由を探るべく、室戸市に行ってみました。

  

「むろと廃校水族館」を運営しているのは、絶滅危惧種であるウミガメなどの調査・研究を行っている「日本ウミガメ協議会」。その室戸基地で活動し、現在水族館の館長も務めている若月さんは、約15年間の調査で収集した資料や標本の保管場所として、12年前に廃校となった小学校を活用できないかと考えていました。そこへ市長から、「せっかくなら、水族館にしてみては?」という提案があり、資料や標本の展示兼水族館としてオープンしたんだそうです。

  

館内には、日本全国でも年に数件しか目撃情報がないとされるクロウミガメや、小さな子ガメなど、沢山のウミガメが飼育されています。その他、展示されている50種類ほどの生き物の多くは、ウミガメ調査で協力を得ている室戸市の漁師さんが持ってきてくれたものなんだとか。中には、室戸海洋深層水を汲み上げている際に入り込んだ深海魚もいるそうですよ。

  

「むろと廃校水族館」の見どころのひとつが、屋外にある大水槽です!25mプールをそのまま展示コーナーにしたこの水槽には、珍しいシロシュモクザメやウミガメ、色とりどりの魚たちが仲良く泳いでいます。
サメやウミガメを真上から見られるとあって、プールの周りをグルグル歩きながら楽しんでいる人が沢山いました。

  

館内には、他にも学校机やイスが並べられた休憩スペース、ミンククジラの標本が見られる図書室、スタッフが収集した資料や標本を展示する理科室など見どころ満載!
手洗い場を活用し、ヒトデやナマコと触れ合えるようにしたタッチングプールなどもあり、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。今後は、家庭科室を利用し地元で獲れた魚の捌き方体験なども計画しているんだとか!
廃校×水族館という独創的な組み合わせが的中した「むろと廃校水族館」へぜひ遊びに行ってみてくださいね♪

●むろと廃校水族館
高知県室戸市室戸岬町533-2 TEL0887-22-0815