2015年12月
高知の風物詩『紙の門松』
2015.12.26
テーマ:ある日の支店長
最終更新日:2024年10月29日
正月飾りといえば、門松。
お正月ゆうたら、その年のみんなぁの健康や幸福を授けてくれる神様、年神様(歳徳神、お正月さまとも呼ばれゆう)が地上に降りてくる時期ながよ。
その年神様が降りてくる目標物が門松ながぁ。
門松は文字どおり『松』が主役。
そのルーツは平安時代に野山で小さい松を引き抜いて長寿を願うた『小松引き』の行事と言われゆうで。『松』を家に持ち帰る習慣は平安時代から始まって、室町時代に今みたいに玄関に飾るようになったがやと。
そんな古い歴史を持つ門松やけど、ここ高知県では門松ゆうたら、紙に印刷された『紙の門松』の方がなじみがあるがぜよ。
『紙の門松』のスタートは60年前ぐらい前。
森林資源を守るエコ対策として、高知市の印刷会社さんが作りはじめたが。
『紙の門松』は県内の13の市町村や町内会らぁが注文して、各家庭に届けてくれるがよ。本物の門松を飾ってさらに、『紙の門松』を玄関に貼り付ける家庭もたくさんあるで。これやったら歳神様に見落とされることもないろうねぇ。
みんなぁも、地上に降りてきてくれた年神様に素通りされんように、しっかり門松を置かんといかんぜよ。
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土佐と阿波を結んだ官道「野根山街道」
2015.12.25
テーマ:ろいろいしゆう記
最終更新日:2024年10月29日
奈半利町から東洋町野根までの約35kmを尾根づたいにつなぐ「野根山街道」は、歴史的・文化的遺跡や天然林などが、今もなお当時の面影をそのままに残す全国的にも珍しい自然歩道です。激動の幕末には、中岡慎太郎をはじめ志士達の脱藩の道、二十三士動乱の道でもありました。現在では「四国の道」として、全国から多くのハイカーたちが訪れているそうですよ。
かつて街道には、奈半利町の中心部にある「高札場」を西の起点に、一里(約4km)ごとに旅人の道標となる塚が築かれていました。「野根山街道」には現在でも保存状態の良い里塚が残っており、米ヶ岡にある「一里塚」から「五里塚」へと、当時の旅人の足跡を辿ることができるんですよ。
米ヶ岡の「一里塚」を進むと「白石神社」へ。米ヶ岡はおよそ400年の昔、北川村野友地区の庄屋・白石伝左衛門が水田開墾を始めた標高400mの開拓台地。参勤交代の要路として栄えた米ヶ岡の住民たちは、彼を米ヶ岡開拓の恩人と崇め、ここに祀ったといわれています。
街道を先に進むと現れる「つが坂」には、樹上から怪物の大声が聞こえたという伝説の木「笑い栂」の古株が残っています。民話の世界に思いをめぐらせつつ、さらに先に進めば、旅人が一夜をしのいだという大きな宿屋杉、番士の屋敷跡、参勤交代の昔をしのぶお茶屋場や装束峠の敷石、岩佐の関所跡など数多くの史跡や、旧藩林や天然林等自然に富んだ街道が続きます。
街道中の最高峰(1082m)にある展望台や米ヶ岡田園風景など、見晴らしの良いスポットもたくさん!街道を踏破するもよし、健脚度合にあわせてハイキングコースを選ぶもよし。歩きながら自然と歴史を親しんでみてはいかがでしょうか?
●野根山街道 高知県奈半利町横町(高札場)
TEL0887-38-8182(地域振興課)
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まあ食べてみて。土佐の絶品練りもの『大丸』
2015.12.22
テーマ:ある日の支店長
最終更新日:2024年10月29日
先日スーパーに行くと、早くもおせち料理のコーナーが出来ていました。お餅、黒豆、するめいか、数の子・・・。
高知県のおせち料理に欠かせないもの、といえば『大丸』。
デパートじゃないですよ。
『大丸』は中にゆで玉子が入っているかまぼこの名前です。
お魚が美味しいと、全国的に知れ渡っている高知県ですが、それだけじゃないんです。
新鮮な海の素材を使い、熟練の技で作られる練製品、かまぼこ、ちくわ、じゃこてん・・・。魚の味にうるさい高知県民も虜になるほどの美味しさ!!
それを証明するように、総務省の『品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(平成24年~26年平均)』で高知市は、かまぼこへの支出が6位、ちくわへの支出が5位に入っています。
『大丸』は一本のかまぼこで、なんとゆで玉子を3つも包み込んでいるんです。この豪快さ、まさに高知県ならではですよね。
噛みごたえのあるかまぼこの食感と、すり身の旨味がしみこんだゆで玉子。切り分けると、中心の玉子の黄身の黄色、すり身の白、表面のピンク色が目を引いて、大人も子どもも、ついつい手が伸びるんです。見栄えの華やかさから、おせち料理やハレの日、お祝いで振舞われる『皿鉢料理』には欠かせません。
一本1000円強と、少々値は張るんですが、近くのスーパーや量販店、街中のかまぼこ屋で手軽に買えるのも魅力なんです。半分になった『ハーフ大丸』もあります。
高知県人が愛してやまない練り製品。皆さんも一度は食べてみて下さいね。
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標高400mの米ヶ岡で育った美味しい豚のソーセージ
2015.12.18
テーマ:土佐のイチオシ
こんにちは、よさこいおきゃく支店の「いっごそう」です。
今日は、奈半利町の北東部に位置する標高400mの台地「米ヶ岡地区」にやってきました。
米ヶ岡地区は、平野部よりも3℃ほど気温が低く、海からの心地よい風や木々のマイナスイオンをたっぷり感じられる場所です。懐かしさ感じる民家や昔ながらの田園風景広がる米ヶ岡地区で大切に育てられている美味しい豚をご紹介します。
お伺いしたのは米ヶ岡地区にある「小松農場」です。
広々とした敷地内では、約1500匹もの豚がのびのびと暮らしています。農場の経営者である小松さんが何よりも大切にしていることは、豚にストレスをかけずに育てること。標高が高い場所で育てているのも、山間部は平野部より気温が低く、夏場でも豚がストレスを感じにくいからなんだそうですよ。
育てられている豚は、ランドレース種(L)と大ヨークシャー種(W)を掛け合わせた雌豚に、肉質の優れたデュロック種(D)の雄豚を掛け合わせた「LWD」と呼ばれる三元交配豚。
生まれたばかりの子豚は約1.5kg程度ですが、母豚ともなると200kg以上にもなるんだそうです。母豚と子豚が暮らす小屋は、安全面などを考え子豚と母豚1匹が入れるスペースに区切られており、衛生面も徹底管理されていました。
大きく育った豚は、5m×10mほどに区切った場所で飼育するそうです。
こちらも、豚がのびのび暮らせるよう、1つのスペースに最大でも約30匹ほどしか入れないんだそうですよ。床には、おが粉を発酵させたものが敷き詰められていて、フカフカで気持ち良さそうです。また、飼料には米粉やケンピを混ぜるなど、こだわりが詰まっていました。
「小松農場」で育てられた豚は、さっぱりとしたキレイな脂肪にジューシーな旨味、しっかりとした肉質ながら歯切れの良い柔らかな食感が魅力です。
そんな豚の美味しさを詰め込んだ、ウインナーとフランクフルトは、外がパリッとしていて中からは肉汁が溢れます。電話での注文も可能なので、是非1度お試し下さい♪
●小松農場 高知県安芸郡奈半利町乙4645
TEL0887-38-3145
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伝統と趣きを感じるノスタルジックな町並み
2015.12.11
テーマ:ろいろいしゆう記
最終更新日:2024年2月21日
中でも、「奈半利町役場」周辺は、古き時代の趣がそのまま残されているんですよ。
今日は、そんな風情溢れる奈半利町の町並みの一部をご紹介したいと思います。こちらは、明治23年頃に建築されたと言われる商屋「竹崎家住宅」です。竹崎家は樟脳(しょうのう)業で栄えた名家で、平屋建ての主屋の南には庭、北には水切り瓦を備えた蔵があります。防犯のため、蔵の入口は家屋内部にあるそうです。
現在は喫茶店「高田屋」として営業されているので、屋内からゆったりと、当時の雰囲気を味わえます。こちらは、「野村家住宅(上)」と「森家住宅(下)」です。
大正11年頃に建てられたという「野村家住宅」は「倉床の家」と呼ばれており、藩政時代は年貢米を集める地主が住んでいたそうです。左右ふき分けになった石塀上部の瓦屋根や入り口内部の曲線を描く石塀が特徴的です。
大正7年頃に建てられたという「森家住宅」は、「土佐の交通王」と呼ばれた実業家・野村茂久馬の邸宅。道路に面した西面は奈半利でも珍しい下見板張りになっています。
また、この近辺には様々な石塀が点在しています。
大きく分けると、浜石を赤土等で留めながら積み上げた丸石の石塀と、石を半割にした石塀の2種類。よく見ると、赤土等を雨水から守るための屋根の形などが違っていたりと、いろいろな発見ができて楽しいですよ。こちらは、大正6年創業の「藤村製紙株式会社」の蔵。当時、四国で唯一の製紙会社であったそうです。明治32年に建てられたというこの蔵は、土佐漆喰の壁に、奈半利で最も大きい6段の水切り瓦を備えています。工場と倉庫は平成19年に「近代化産業遺産」に認定されているんですよ。
町歩きをしていると、煉瓦アーチの出入口を設けた「森家住宅」や、煉瓦造りの蔵のある「濱田家住宅」などにも出会えます。両家の赤煉瓦は、町の風景にアクセントを生み、美しさが際立っています。
その他、巨大な黄金鈴堂が建つ「正覚寺」や、重要文化財に指定された「旧魚梁瀬森林鉄道」の遺産である石造りのアーチ橋など、現在も堂々とした風格で、訪れる人を迎えてくれます。在郷町として栄えていた頃にタイムスリップしたような気分が味わえますよ。
●奈半利町役場 高知県安芸郡奈半利町乙1659−1
TEL0887-38-8182(奈半利町地域振興課) https://www.town.nahari.kochi.jp/
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マグロを知り尽くしたプロが作る美味しいマグロ商品
2015.12.4
テーマ:土佐のイチオシ
最終更新日:2024年10月3日
高知県東部にある奈半利町は、紀貫之の「土佐日記 那波の泊」にも記された歴史ある町です。美しいサンゴが育つ豊かな海や古くから土佐と阿波を結んだ官道を有する野根山、そして旧跡や寺院、由緒ある民家が立ち並ぶ趣きのある町並みが魅力の町なんですよ。
お伺いしたのは、江戸時代後期より栄えてきた高知県東部の遠洋漁業船の母港、「奈半利港」で船の整備や修理を行っている「カゴオグループ」が、船舶整備技術者の宿舎として昭和55年に開業した「ホテルなはり」です。
自社でマグロ漁業を行っていたこともあり、「マグロを知り尽くした今、マグロの美味しさをあらためてもっと多くの人に伝えたい」との想いから、マグロ料理の提供や、ホテル併設の加工場で作られたマグロ商品の販売を行っているそうです。
敷地内には、日本庭園に囲まれたジャグジー付き露天風呂や新鮮な海鮮料理が頂けるレストラン、世界最大のマグロを模した304cmのマグロのオブジェもありましたよ。レストランの料理や加工食品に使われるマグロは全て遠洋漁業で獲れた天然マグロ。
海を自由に泳ぎ回っている天然マグロは、養殖よりも肉質や脂の乗りが良いんだそうです。
マグロ料理はもちろん、加工食品や調味料も全て、マグロ本来の美味しさが際立つよう極力シンプルな味付けで、一つひとつ丁寧に手作業で作られていました。お土産として人気なのが、メバチやキハダマグロに、本マグロが30gも入った贅沢な「本鮪入りネギトロ」や、1匹で2つしかとれない希少部位のカマを無添加醤油でコトコト煮付けた「天然メバチ鮪かま煮」。口の中でフワッとトロけるようなマグロの旨味が存分に味わえる逸品です。
最近のイチオシは、古くから漁師が船上で食べていたというマグロの胃袋に、ハバネロやアーモンドなどを加えた「鮪わたらあ油」と、マグロ節に味噌を混ぜて作られた「まぐろ味噌」。
「頭からしっぽまでマグロの美味しさを届けたい」がモットーの、代表取締役社長・籠尾さんの想いが詰まった、お酒のアテやご飯のお供にうってつけの万能調味料です。また、隣町の田野町「田野屋塩二郎」の完全天火塩で味付けし、高知県産檜と桜のチップでスモークした「天然鮪かまとろすもーく」も絶品。香り高く、日本酒やワインにとっても合うんですよ♪
ホテル内の売店コーナーには、マグロ商品に加え、越知町産の山椒と共に釜炒りした「土佐のちりめん山椒」など、高知の美味しい商品がいっぱいありました。
マグロを知り尽くしたプロたちが、妥協のない味を追求して誕生した「ホテル なはり」オリジナル商品は、お土産にもぴったりですよ♪
▼よさこいおきゃく情報室でも取り上げています!▼
「マグロ創作料理と露天風呂自慢!ホテルなはり」
●ホテル なはり 高知県安芸郡奈半利町乙593−1
TEL0887-38-5111
https://www.hotel-nahari.com/
「マグロ商品」をはじめ、高知の美味しい特産品がもらえる定期預金「土佐からの便り定期」はこちら!
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