200年以上伝わる、土佐三大祭りのひとつ「秋葉まつり」
2018.2.2
テーマ:ろいろいしゆう記
最終更新日:2025年1月28日
高知県には「よさこい祭り」をはじめ、歴史ファンが集う「長宗我部まつり」、飲兵衛が参加する「どろめまつり」など、地元の人も観光客も楽しめるお祭りがたくさん開催されています。
今日は、そのなかでも「土佐三大祭り」のひとつ、高知県保護無形民俗文化財にも指定されている仁淀川町の「秋葉(あきば)まつり」をご紹介します。
「秋葉まつり」は愛媛県との県境に位置する仁淀川町からさらに奥、別枝地区にある秋葉神社の祭礼で、毎年2月9日〜11日に行われています。
その起源は古く、平家一門に随行していた佐藤清岩(さとうせいがん)が、遠州(現在の静岡県)にある秋葉神社の御祭神を分霊し、仁淀川町の岩屋神社裏に祀ったのが始まりといわれています。御祭神はその後、国境の関所番を務めていた市川家に祀られ、寛政六年(1794)に地区全体の氏神様として秋葉神社に移されました。
その際、年に一度、ゆかりの地に御神幸する約束となったことから、御神体は初日(2月9日)に岩屋神社、2日目(10日)に市川家にお渡りし、最終日(11日)に秋葉神社に戻られるようになったそうです。
祭りの最終日(11日)には本村、霧之窪、沢渡の3集落から集まった役者、総勢約200人が岩屋神社から秋葉神社までの約3kmの細い山径をゆっくりと練り歩きます。先払いの鼻高面を先頭に、お囃子を演奏しながらゆかりの地を巡るこの行列は、地元では「練り」と呼ばれ素朴でありながらもそこはかとなく雅な風情を醸し出しています。
「秋葉祭り」の山場は長さ7mのヒノキの棒の先端に鳥の羽を付けた鳥毛(とりげ)を、約10m離れた2人が投げあう鳥毛ひねり!重さ8kgにもなる鳥毛が宙を舞い、見事キャッチされる瞬間には、見物客から大きな歓声があがります。その他、太刀踊り、お神楽など見どころ満載です。「練り」の道中では、ユーモラスな仕草が笑いを誘う、お面をつけた油売りが、房のついた小さい「サイハラ」と呼ばれる火防のお守りを売りに現われるんですって。ぜひ見つけてみてくださいね。
「秋葉まつり」では、仁淀川町特産のヨモギが入った名物「いりもち」や軽食、屋台もあります。神幸行列と一緒に山径をゆっくり歩いた後は、この地区ならではの美味しい料理で身体を温めてくださいね。お祭りの詳しいスケジュールは仁淀川町役場のHPからチェックできますよ。
●開催場所/岩屋神社〜秋葉神社(高知県吾川郡仁淀川町別枝本村)
問合せTEL0889-35-1083(仁淀川町役場 産業建設課) https://www.town.niyodogawa.lg.jp/kanko/
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