千客万来おきゃくブログ

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2018年12月14日

創業85年余の歴史をもつ「岡林製茶」の風味豊かなお茶

2018.12.14

テーマ:土佐のイチオシ

みなさんこんにちは、働き者で明るい「おかめ」です。
二十四節気の大雪を迎え、寒さもグッと増してきたこの頃。そんな時は、急須で入れた温かなお茶でほっこりしたいものですね。
そこで今回は、高知県の中西部に位置する佐川町で、製茶工場を経営する「岡林製茶」をご紹介します。

  

昭和7年創業、85年余の歴史をもつ「岡林製茶」のお茶畑は、佐川町二ツ野上京(海抜150m)、佐川町黒原字古心(海抜150m)、佐川町黒原字シャシャブガ峠(海抜350m)の3ヶ所にあります。約2.5ヘクタールのお茶畑を“基本に忠実な栽培方法”を心掛けて管理。“色々な種類のお茶を楽しんで欲しい”と、日本茶の代表品種「やぶきた」をはじめ「おくみどり」や、香りに特徴のある「7132」、「蒼風」など様々な品種のお茶を育てています。3代目、岡林光治さんは日本茶インストラクターで、日本茶アドバイザースクールの専任講師も務めている日本茶のプロ!栽培はもちろん、製茶加工にも腕を振るい、お茶の色・味・香りを最大限に引き出しています。

 

煎茶「峠の茶」は、創業時にシャシャブガ峠の緩やかな傾斜地に実を蒔き育てた茶畑のお茶です。1株ごとに特徴が異なり自然のブレンドが楽しめます。煎茶は、1度沸騰させた後70~80度まで冷ましたお湯を急須に注ぎ、お茶の葉がフワッと開くまで待ってからいただくのがオススメだそうです。
かぶせ茶「彩雲」は摘み取り前、20日間程覆いをした新芽で作られ、海藻の海苔と同じ香りを持っています。鮮やかな緑色の茶葉で渋みが少なく、まろやかな旨みを堪能できるお茶。煎茶の淹れ方はもちろん玉露の淹れ方で味の違いを楽しめるほか、水淹しや氷淹しもオススメなんだとか!

 

桜葉のような香りが特徴の品種「7132」を使った「のどけからまし」は、釜炒り茶にすることで華やかな香りや優しい旨みを引き立てています。こちらは、熱湯を使用して3〜4煎目まで楽しめますよ。
また、ジャスミンのような香りが楽しめる「蒼風」を使った半発酵茶「香檳蒼風」なども人気なんだそうです。

  

日本茶のプロが作る「岡林製茶」のお茶は、電話注文のほか、佐川町の中心部にある「さかわ観光協会」などでも購入できます。みなさんも、お気に入りの茶葉と茶器を見つけて、日本茶のある生活を楽しんでみてくださいね♪

●岡林製茶 高知県高岡郡佐川町黒原1535
TEL0889-22-9103