今が旬、柚子と中岡慎太郎
2015.10.21
テーマ:こじゃんとうまい
最終更新日:2024年10月2日
柚子といえば高知。
高知県は、全国の柚子の生産量シェアのなんと約40%を誇ります。
日本料理を引き立てる脇役として使用される柚子ですが、高知の食卓での存在感は抜群、なくてはならない存在なんです。
高知県内の家庭には、『ゆのす』(柚子100%の絞り汁。『塩入』と『塩なし』がある。)が常備されており、醤油と混ぜて柚子醤油に、市販の寿司酢に混ぜたり、ドリンクにと、その用途は無限大です。
もちろん皮もジャムに、柚子味噌に、炒め物にと、余すことなく使い切ります。
そんな柚子の、県内生産量の1/4を占めるのが北川村。
土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)奈半利駅から北上した県境の村です。『モネの庭』があることでも有名ですが、坂本龍馬と並ぶ土佐藩の志士、中岡慎太郎の出身地でもあります。
北川村の面積の95%は山で平地が少なく、昔から農作物の生産には不向きと言われていました。北川郷の庄屋見習いであった中岡慎太郎は、この地で栽培が出来る柚子に目を付けたのです。
慎太郎は、柚子を防腐や調味料として使おうと考え、日陰で育つ柚子を、家の裏や山すそに植えるよう奨励した事が、北川村の柚子栽培の始まりとされています。
北川村では、柚子農家でなくても、どの家にも2~3本の柚子の木が植えられていて、『ゆのす』は家庭で作るのが常識なのです。
一世帯あたりの『ゆのす』の消費量はなんと、2升以上!!年間20升使う世帯もあるそうです。
柚子には苗木から育てた『実生(みしょう)』と呼ばれるものと、一般的な接ぎ木のものがあり、『実生』のほうが香りが強く、味も深みがあります。
高知県内でも、『実生』の柚子を出荷しているのは北川村だけ。
中岡慎太郎が奨励した柚子は、今でも北川村を支える主要な産業として息づいています。
※2015年当時の情報になります
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