高知の風物詩『紙の門松』
【高知銀行】ある日の支店長


※参考画像

正月飾りといえば、門松。
お正月ゆうたら、その年のみんなぁの健康や幸福を授けてくれる神様、年神様(歳徳神、お正月さまとも呼ばれゆう)が地上に降りてくる時期ながよ。
その年神様が降りてくる目標物が門松ながぁ。
門松は文字どおり『松』が主役。
そのルーツは平安時代に野山で小さい松を引き抜いて長寿を願うた『小松引き』の行事と言われゆうで。『松』を家に持ち帰る習慣は平安時代から始まって、室町時代に今みたいに玄関に飾るようになったがやと。
そんな古い歴史を持つ門松やけど、ここ高知県では門松ゆうたら、紙に印刷された『紙の門松』の方がなじみがあるがぜよ。
『紙の門松』のスタートは60年前ぐらい前。
森林資源を守るエコ対策として、高知市の印刷会社さんが作りはじめたが。
『紙の門松』は県内の13の市町村や町内会らぁが注文して、各家庭に届けてくれるがよ。本物の門松を飾ってさらに、『紙の門松』を玄関に貼り付ける家庭もたくさんあるで。これやったら歳神様に見落とされることもないろうねぇ。
みんなぁも、地上に降りてきてくれた年神様に素通りされんように、しっかり門松を置かんといかんぜよ。
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