土佐の美しい海100%の塩☆
【グルメ】うまいもん

よさこいおきゃく支店の渉外担当 「いごっそう」です。
先日、旨いタタキを求め、カツオの一本釣りが盛んな黒潮町に行ってまいりました。
その道中で見つけたのが、海沿いに佇む透明の建物...
近づいて見てみると、建物には「塩」の暖簾が!!
事前申込で施設内の見学や塩作り体験もできるという事なので、早速おじゃましちゃいました。
こちらは、黒潮町で有名な完全天日塩「土佐の塩丸」を作る「ソルティーブ」の第2製塩施設だそうです。
原料にするのは、建物の前に広がるこの美しい太平洋の海水のみ!

しかも、晴れの日が続いた満潮時にのみ汲み上げる、澄んだ海水なんだそうです。

この海水を大きなハウス内の天井から降らせ、ハウス内に吊るした簾を通す作業を数日繰り返すと、なんと海水の濃度は、3%から15%になるんだそうです。
そして、その海水を木箱に入れ、何日も手で攪拌(かくはん)を繰り返す...
すると、徐々に塩の結晶が出来てきます。
塩の収穫に至るまでには、夏で1カ月、冬には3カ月もかかるそうです!

現在、第2製塩施設の代表者は二代目の塩守である吉田拓丸さん。
塩作りは、ご両親が約30年前に大阪からIターンして立ち上げたそうですが、第1製塩施設の老朽化もあり、新しい施設や販路、商品などを考案したいとの思いから二代目を引き受けたのだそうです。
夏には60度にもなるビニールのハウスでの作業。
さらに、攪拌作業では手の指紋がどんどん無くなっていくという...
こんな惜しみない努力により生まれる「天日塩」は、化学的な方法で作られた市販の塩とは違い、海の中にある約80種類のミネラル成分を逃さず結晶化させる事ができるそうです。

「会社を成長させ地域に恩返ししたい」と語る二代目。
塩はもちろんですが、「土佐の塩丸」を使用した「天日塩ジェラート」などもありました。
火力を一切使わず、海と太陽と風の力だけで仕上げる「天日塩」の味わいは、
しょっぱさだけではなく、甘味や辛み、酸味や苦みといった五味が楽しめますよ。












