土佐自慢のユニークなお祭り
2016.3.25
テーマ:ろいろいしゆう記
最終更新日:2024年10月30日
今日は、長年高知で愛され続けているユニークなお祭りをご紹介します。
まずは、毎年4月の第一土曜日から3日間、高知市長浜を中心に開催される豊作祈願の春祭り「神田祭り」、通称「どろんこ祭り」です。
このお祭りの起源は、土佐の二代藩主・山内忠義公の時代、または、それより昔の長宗我部氏の時代に始まったとされるなど諸説あります。一般的には、領地検分のため長浜にお忍びで訪れた山内忠義公の袴の裾に、早乙女の投げた早苗の泥がはね、共侍が無礼討ちにしようとしたところ、山内忠義公は「畦道は民百姓の道であり、このような所を歩いていた我々こそ農作業の邪魔になろうというものだ。おおいに農事に励むように」と、怒るどころか労いの声をかけたため、お百姓たちがお互いに泥を掛け合って喜び合った、という話だとされています。
お祭り初日は、長浜にある「若宮八幡宮」の社殿にて神事が行われ、揃いの浴衣を着た氏子たちが神田まで踊りながら移動します。神田では、早乙女による御田植えがあり、その後、太鼓の合図とともに、この祭りのメインイベントとも言える泥塗りが始まります!
この儀式では浴衣姿の女性たちが、辺りにいる男性、誰彼構わず泥を塗ります。この時、男性は逃げても構いませんが、捕まると抵抗してはいけません。また、泥を塗られるとその年は夏病みをしないと言い伝えられているため、塗られた男性は「ありがとうございます」とお礼を言うのが習わしになっているんですよ。男性のみなさんは、ぜひ泥を塗られに行ってみて下さいね♪
次にご紹介するのは、4月24日に香南市で開催される「どろめ祭り」です。
このお祭りは、昭和33年に地元の酒造家の社長が、地酒をPRしようと、どろめ(イワシ・ウルメなどの稚魚)を肴にして客人を接待したことが始まりといわれています。
この祭りの最大の見所は何と言っても、大杯になみなみと注がれたお酒を、ぐいぐい飲み干す「大杯飲み干し大会」です!
ルールはいたって簡単。男性は一升(1.8リットル)、女性は五合(0.9リットル)を一気に飲み、「飲み干す時間」や「飲みっぷり」の総合得点を競います。
早く飲むのはもちろん、飲みっぷりの良さなども採点に繋がる為、こぼさず早く美しく飲み干すのがポイントなんですよ♪
観覧するのももちろん楽しいですが、「大杯飲み干し大会」は当日の受付なので、「我こそは!」という酒豪さんは、是非参加してみて下さいね♪
今年の4月は、高知で400年以上の歴史を持つ、五穀豊穣・無病息災を祈る「神田祭り」と、これぞ酒豪国・土佐というイメージのある豪快な「どろめ祭り」を楽しんでみて下さいね♪
【どろんこ祭り】 若宮八幡宮 TEL 088-841-2464
【どろめ祭り】 香南市商工水産課 TEL 0887-57-7520
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