日本一を目指す高知県の女子硬式野球部!
2015.10.9
テーマ:ろいろいしゆう記
最終更新日:2024年10月2日
室戸高校の男子野球部は、2007年に甲子園に出場し、ベスト8まで進出した輝かしい経歴をもちます。その男子野球部員が年々減少していく現状を目の当たりにした亀井司郎さん(現監督)が「地域にもっと人を増やしたい! 高校になってからも野球をしたいと思っている女子のための野球部を作ろう!」と考えたことが、チーム誕生のきっかけとなったそうです。
亀井さんはその年から、女子硬式野球部への入部希望者がいないか、佐賀県や広島県、島根県や愛媛県などの中学校を訪ねて回りました。
1年目は入部希望者が見つかりませんでしたが、2年目には高知県から3人、広島県から1人の入部が決まったそうです。
こうしてスタートした女子硬式野球部は、テレビや新聞などで報道され知名度が上がったこともあり、昨年は3人、今年はさらに12人が加わり、現在、単独チームで試合に出場できる19人という大きなチームになっています。
部員の内13人は県外からの入部なので、寮生活を送っているそうですよ。
野球の練習は、学校のグラウンドの他、近くの「室戸広域公園」の野球場などで行っているそうで、環境設備もバッチリでした。
練習時に使用するネットやピッチングマシンの設置なども、全て部員たちで行っているそうす。
ウオーミングアップが終わると、気合いの入った掛け声と共に、力のこもった送球練習がまりました。
この日は、時々ゲストコーチとして参加されている「ヤクルトスワローズ」の元選手・吉川昌宏さんによる指導もありましたよ。
休憩になると、楽しそうな会話や笑い声が聞こえるところは、さすが女子の野球部といった感じです。
野球部設立当初は、指導方法も試行錯誤。「男子に教えていた頃よりだいぶ優しい指導になった」「県外の子には土佐弁が通じないから穏やかな口調になった」と語る監督の亀井さん。
そんなある日、フライボールが顔に当たり骨折をしてしまった部員が、「2週間後の試合に出たい」と病院の先生を見つめながらポロポロ涙をこぼしたそうです。
監督は、「室戸高校の女子野球部に来る子はそんな志の高い部員ばかり! 日本一を目指せるようにより一層力の入った指導をしていきたい!」と、強く語っていました。現在キャプテンを務めているのは、愛媛県出身の2年生・澤田さん。
今までは、男子に混じって野球をしていたそうですが、室戸高校に来て女子同士で練習出来ることがすごく楽しいんだそうです。
そんな澤田さんは、「室戸高校の女子野球部は地域に支えられている。地域の人に恩返しが出来るような素晴らしいチームにしていきたい!」と語っていました。みなさんも、志が高く、練習熱心で可愛い「高知県立室戸高等学校女子硬式野球部」を応援して下さいね!
※記事は2015年当時の情報になります。
●高知県立室戸高等学校女子硬式野球部 高知県室戸市室津221
TEL0887-22-1155
http://www.tosa.fiberbit.net/kameiclub/
https://muroto-girlbaseball.club/
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