土佐古代塗を伝承する「美禄堂」の美しい漆器
2020.6.12
テーマ:土佐のイチオシ
最終更新日:2025年2月26日
高知県伝統的特産品に指定されている土佐古代塗は明治初期より伝わり、現在その技法を伝承する職人は高知市に工房を構える「美禄堂」二代目、池田泰一さん唯一人!
池田さんは銘を『季久』といい、伝統技能の優れた継承者として高知県認定の「土佐の匠」や、卓越した技能者が表彰される「現代の名工」を受賞しています。
今回は、土佐古代塗を全国に発信している「美禄堂」の美しい漆器をご紹介します!
土佐古代塗は、まず栃などの木地に漆を厚く塗った後、クルミの殻を粉末にしたものでザラ地模様をつけます。次に、漆を塗った上から朱の顔料を蒔いて乾燥し、さらに全体に黒の漆をかけて再び乾燥させて研ぎ出すなど、30以上もの工程を経て完成します。この工程全てを、池田さんが昔ながらの手間や手法を省略することなく丹念に手作業で行うので、塗り始めから完成まではなんと30日以上も要するそうです!
重厚で気品あふれる土佐古代塗の漆器は非常に堅牢で長く愛用でき、使い込むほど趣を感じさせてくれます。使われている素材は全て天然素材で、漆には抗菌性もあるため、安心・安全にお使いいただけます!また、表面に施されたザラ地により、指紋やキズがつきにくく、面倒なお手入れいらずなところも、他の漆器にはない魅力のひとつ♪すべて手作りで世界にひとつしかない風格ある漆器は、お祝いの品や記念品でも重宝されています。
「美禄堂」の漆器で、まず最初にお試しいただきたいのはお箸。
土佐古代塗の特徴であるザラ地が、いかに滑りにくく扱いやすいのかを実感できるはず!丈夫で安心して使えるので10年愛用するファンもいるんだとか♪
「美禄堂」ではほかにも、お盆やお椀、花瓶などはもちろん、安芸市の陶器“内原野焼”とコラボした珍しい陶胎漆器もつくっています。
匠の技が光る「美禄堂」の漆器。
ぜひ手にとってその自信とこだわりを確かめてみてはいかがでしょうか♪
●美禄堂 高知県高知市長浜706
TEL088-842-6337
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