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幕末維新の志士たちの貴重な書や史料を展示する博物館「青山文庫」

2018.1.26

テーマ:ろいろいしゆう記

こんにちは、龍馬と大の仲良しの「中岡慎太郎」です。
今日は、私や龍馬と同じく、幕末を駆け抜けた志士・田中光顕(たなか みつあき)が収集した貴重な史料や幕末維新の志士たちの遺墨コレクションなどを展示している博物館「佐川町立青山(せいざん)文庫」をご紹介します。

  ©佐川町立 青山文庫蔵

田中光顕は、坂本龍馬や中岡慎太郎らとともに薩長同盟の実現に尽力するなど、幕末維新期に活躍した佐川町出身の志士。明治以降は11年間にわたり宮内大臣を務め、激動の時代を生き抜いた最後の生き証人として知られています。「青山文庫」は、佐川郵便局長を務めていた川田豊太郎の私設図書館「川田文庫」として明治43年(1910)に創立。その活動に感銘を受けた田中光顕から基金や蔵書等が寄贈され、大正14年(1925)に田中の雅号・青山を冠した博物館として発展しました。

  ©佐川町立 青山文庫蔵

歴史資料館と美術館もかねている「青山文庫」には、田中光顕が同じ時代を生きた志士たちの顕彰を目的として収集した書状や画、土佐藩家老の深尾家の資料などが展示されています。坂本龍馬直筆の書状や中岡慎太郎の書、武市半平太筆の絵、西郷隆盛書、勝海舟和歌、吉田松陰書状、徳川慶喜詩など維新関係資料のほか、皇室旧蔵品や地元佐川町に関する資料なども多数収蔵されているんですよ!展示物は定期的に変更されているので、詳細はホームページにてご確認くださいね。

  ©佐川町立 青山文庫蔵

また、現在高知県全域で開催されている「志国高知 幕末維新博」の地域会場でもある「青山文庫」では、平成30年3月3日〜5月27日の期間、春の企画展「志士たちの遺墨Ⅳ〜田中光顕の想い〜」を開催予定です。企画毎に、田中光顕が収集した志士たちの遺墨コレクションの中から様々な逸品が登場するそうですよ。

  ©佐川町立 青山文庫蔵

幕末の時代に思いを馳せながら「青山文庫」の資料を堪能してみませんか?駐車場が満車の場合には、近隣の観光駐車場もしくは佐川町役場駐車場をご利用くださいね♪

●佐川町立 青山文庫 高知県高岡郡佐川町甲1453-1
TEL0889-22-0348 http://www.town.sakawa.lg.jp/life/seizan.php