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伝統的工芸品・土佐和紙の紙漉き体験ができる「いの町紙の博物館」

2018.1.19

テーマ:ろいろいしゆう記

最終更新日:2023年6月30日

土佐和紙

 

今日は、全国に名高い“土佐和紙”の歴史や魅力を発見できる「いの町紙の博物館」をご紹介します。
土佐和紙は、遥かいにしえの平安時代に編纂(へんさん)された「延喜式(えんぎしき)」という法令集に、献上品として「土佐の紙」と、すでに記録されていることから、約1000年以上前には製造されていたと考えられているそうです。江戸時代には、布の染色法を取り入れて作られた土佐七色紙が、幕府指定の献上品として藩の保護を受け、土佐の主要な特産品として、その名が広く知られるようになったそうです。

 

土佐和紙には、楮(こうぞ)三椏(みつまた)雁皮(がんぴ)を原料に、それぞれ違った様々な種類があります。中でも、土佐紙業界の恩人と称される吉井源太氏が明治時代に考案した土佐典具帖紙(とさてんぐじょうし)は、“かげろうの羽”と形容される世界一の薄さで、昭和48年(1973)に国の無形文化財に選ばれたそうです!

いの町紙の博物館

いの町紙の博物館

いの町紙の博物館

伝統工芸品である土佐和紙の振興を図るため1985年に開館したのが「いの町紙の博物館」!館内には、土佐和紙の歴史や文化、原料や用具、吉井源太氏の史料などを紹介する展示室のほか、職人さんによる実演コーナー、色とりどりの手漉き和紙や可愛い折り紙、レターセットなどを販売するショップも併設。展示室では、国際的な展覧会や企画展、特別展なども随時開催しているそうですよ。

また、「いの町紙の博物館」では、原料を溶かした槽(ふね)から、簀桁(すけた)という道具で紙料を汲みあげ、色紙やはがきを漉く、紙漉き体験にも参加できます。技術指導員が丁寧に手ほどきしてくれるので、初めてでも素敵な和紙が作れるそうですよ♪毎月第1日曜日は、簀桁を前後左右リズミカルに揺らしながら、何度も紙料をすくい上げて紙を漉く「流し漉き」の体験も行っているそうです。所要時間や料金は「いの町紙の博物館」のHPを見てみて下さいね。

土佐和紙が国の伝統的工芸品に指定されたのは昭和51年(1976)ですが、現在は、近代化や輸出によって世界でも知られるようになった素晴らしい工芸品なのです!
世界でたった一枚、あなただけの土佐和紙を作ってみて下さいね♪

 

●いの町紙の博物館 高知県吾川郡いの町幸町110-1
TEL088-893-0886 https://kamihaku.com/

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