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美しい千枚田でお米作り体験ができる「棚田オーナー制度」

2017.9.8

テーマ:ろいろいしゆう記

最終更新日:2023年10月16日

棚田オーナー制度」は、少子高齢化に伴い耕作放棄地が増えるなか、1992年に梼原町の神在居(かんざいこ)地区が「千枚田ふるさと会」を立ち上げ、棚田オーナーを募集したことをきっかけに全国で初めてスタートしました。主に、都市部の住民が棚田オーナーとなり、お米作り体験をすることで棚田を保全していこうという取り組みで、現在では全国で導入されています。

棚田とは、山腹や山麓などの傾斜地で自然の地形を利用し等高線に沿って作られた水田の集まりを言い、標高220~1455mという高低差のある梼原町では、古くから山の斜面を活かした農業が発達。なかでも、神在居にある棚田は、大小様々な形の水田が幾重にも連なっていることから「神在居の千枚田」と呼ばれ、親しまれてきました。そんな美しい千枚田に、作家・故司馬遼太郎氏が訪れた際には「農業が築き上げた日本のピラミッド万里の長城にも匹敵する」と感嘆したんだそうですよ。

棚田オーナーの魅力は、地域の農家さんの丁寧な指導のもと、自分でお米が作れること!5月の田植えに始まり、草取りや稲刈り、脱穀や収穫までを全て体験できます。お米は、当然持って帰ることができるので、自身で作った美味しいお米を自宅で楽しめます!また、「神在居カントリーハウス」も優先的に利用できるそうなので、梼原町の観光や自然を思う存分満喫できます。オーナーになるためには、梼原町役場に連絡しアンケートに回答すると、審査により決定するそうです。千枚田のオーナー料は、清流・四万十川にちなんで100㎡あたり年間40,010円四万十円)なんだそうですよ。オーナー募集は毎年2月頃からを予定。

また、梼原町四万川地区では、合鴨農法によるお米作りが体験できる「田んぼオーナー制度」を実施。合鴨農法では、田んぼに放した合鴨たちが、雑草や害虫を食べてくれることで、環境に配慮した減薬のお米作りができます。四万川地区の田んぼは1枚の面積が比較的大きく、耕作機械を搬入できるため機械の操作体験ができるほか、合鴨と触れ合えるのも魅力です。オーナーになると、お米作りの体験はもちろん、四万川地区で穫れた美味しい野菜や特産品も送られてくるそうですよ♪

みなさんも、中山間地域の大自然に囲まれた棚田の美しい景観のなかで、地域住民と触れ合いながら、美味しいお米作りを行ってみてはいかがでしょうか?

●棚田・田んぼオーナー制度
梼原町役場 産業振興課  高知県高岡郡梼原町梼原1444-1
TEL0889-65-1250 http://www.town.yusuhara.kochi.jp/kanko/taiken/

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