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海を渡る県道・長浜~種崎を結ぶ県営渡船

2017.3.3

テーマ:ろいろいしゆう記

最終更新日:2025年1月9日

種崎渡船場(種崎側)〜梶ヶ浦渡船場(長浜側)を結ぶ「県営渡船」

今日は、よさこい節のワンフレーズ「御畳瀬(みませ)見せましょ浦戸を開けて〜♪」で有名な、高知市南部の御畳瀬地区にやってきました。目前に広がる浦戸湾は、鏡川や国分川など多くの河川が流れ込むことから、淡水域・汽水域・海域の多様な魚がみられます。湾の入り口幅140m、奥行き6kmという縦長の湾なので、水辺の風景は高知市民の暮らしにとても近く、親しまれているんですよ。

浦戸湾の右岸と左岸を結ぶのは「浦戸大橋」。高知市中心部から桂浜や坂本龍馬記念館など、有名な観光スポットへつながる全長1480m・高さ50mの美しい橋なので、ご存知の方も多いでしょう。
でも、もう一つ、海を渡るアクセス路があるんです。それは、種崎渡船場(種崎側)〜長浜渡船場(長浜側)を結ぶ、「県営渡船」(けんえいとせん)。
約600mの距離を5分をかけて船で渡るこの航路、なんと、県道278号線の一部として無料で運航されているんですよ。

約600mの距離を5分をかけて船で渡る 県道278号線の一部として無料で運航

県営渡船「龍馬」は平成3年から約33年運航していますが、渡し舟は明治初期から運航していました。利用者の増加に伴い、木船からカーフェリー型の鋼船へと変化していきました。
浦戸大橋の無料化に伴い、利用者は平成17年度をピークに減少し、現在では約4万人ほどになります。
また、近年はレクレーションで乗船される方やクルーズ客船の寄港による外国人観光客の方々が乗船されることもあります。

利用者の増加に伴い、木船からカーフェリー型の鋼船へと変化 船内 乗船出来るのは、人・自転車・125cc以下の自動二輪車

運航時間は6時半〜20時10分まで、20分〜1時間おきに往来しています。乗船出来るのは、人・自転車・125cc以下の自動二輪車だけ。通学の小・中学生や高校生が自転車で自走して乗船したり、地元のオンちゃん、オバちゃんがちょっと向こうまで買い物にでかけたりと、渡船のある風景は今も地元に根付き、日常に溶け込んでいます。四国八十八ヶ所霊場の32番札所「禅師峰寺」から33番札所「雪蹊寺」へと向かうお遍路さんにとっても、波風を感じながら、ほっと一息いれられるお遍路道なんです。

四国八十八ヶ所霊場の32番札所「禅師峰寺」から33番札所「雪蹊寺」へと向かうお遍路さんにとっても、波風を感じながら、ほっと一息いれられるお遍路道 デッキからの風景 夕日に赤く染まる空や海

デッキからは、美しい浦戸湾や浦戸大橋、湾内に入っていく大型船や造船所の巨大なクレーンなど、様々な風景が望めます。朝日や夕日に赤く染まる空や海、満月が映る海面も楽しめます。

待合所 英語・中国語・韓国語・台湾語の時刻表 県営渡船

長浜渡船場種崎渡船場には、共に待合所が設けられています。外国人のお遍路さんなども多いのでしょうか、英語・中国語・韓国語・台湾語の時刻表も掲示されていました。短い乗船ですが、なんとなく郷愁を誘う船の旅、みなさんも波風を感じてみませんか?

●県営渡船 長浜渡船場〜種崎渡船場
問合せTEL088-882-8141(高知土木事務所) https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/170106/tosen1.html

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