日本の伝統的工芸品・土佐打刃物をつくりあげる「迫田刃物」
【グルメ】うまいもん


"土佐打刃物"は、高知県の歴史や風土に応じて進化した土佐自由鍛造という技法でつくられた打刃物で、1998年に経済産業大臣指定伝統的工芸品に認定されました。
今回は、高知県須崎市で"土佐打刃物"の素晴らしさを全国に伝えている「迫田刃物」をご紹介します。


使う人や用途によって形・寸法・刃の角度などを自在に変えてつくる土佐自由鍛造。「迫田刃物」では、この伝統技法を継承し、創業以来47年もの長きにわたり"土佐打刃物"を作り続けている包丁専門工房です。


昔ながらの鍛造技法を大切にしている「迫田刃物」。製造工程では、約1000度の炉で熱した鉄と鋼を打ち合わせ、丹念に叩きながら刃と柄になる部分を形づくります。切削工具を使って形を整えたら、熱した刃物を水に入れて急速に冷まします。この作業の後、荒砥、中砥、仕上げといったいくつもの工程で、数種類の砥石を使い丁寧に時間をかけて包丁を研ぎます。鍛造技法だけでなく、研ぎにもとことん力を注いだ包丁は、高い技術に裏打ちされた、優れた切れ味と品質を誇ります。



「迫田刃物」がつくっている包丁は、果物や野菜の皮むきに便利なペティ型包丁、刺身など和食調理に向いた柳刃包丁、魚を捌く際に重宝する出刃包丁、野菜専用の菜切り包丁など、種類は豊富!また、依頼すれば名入れもできるので、自分の名前が入った特別な包丁で、プロの料理人を唸らせるようなお料理にチャレンジしてはいかがでしょうか♪










