四万十のイチオシ「ブシュカン」
【おでかけ】ろいろいしゆうき

最終更新日:2024年10月3日
#ブシュカン #餅柚

大好きだから酢ミカンの種類が豊富なのか、豊富だから大好きなのか・・・は謎ですが、とにかく、高知県の食卓には、夏に青柚子、初秋からブシュカン、次に直七、黄柚子と順番に酢ミカンが並びます。
一口に酢ミカンといっても、搾るとすぐに違いがわかるほどそれぞれ個性があります。ブシュカンは、爽やかな香と後味すっきりのまろやかな酸味が特徴で、料理の味を引き立てる名脇役。

冷奴にブシュカン
辞書で「ブシュカン」を調べると、先端が手の指のように分かれた、観賞用の黄色い柑橘類「仏手柑」が載っています。
でも、高知県の「ブシュカン」はそれとは別物。見た目はスダチやカボスに似た緑色の小さな丸いミカン。正式名称は「餅柚(もちゆ)」ですが、高知県内ではなぜか「ブシュカン」でしか通じません(笑)

BU酎ハイ(ぶちゅハイ)

鰹のタタキにも
高知県西部の四万十地域では「ユズよりブシュカン」という人も数多くいます。各家の庭先には、代々伝わる「ブシュカン」の木があり、刺身、豆腐、タタキ、鍋物、田舎寿司や焼酎など、ありとあらゆるものに果汁をぎゅっと搾りかけます。搾ったときに出てくる種もそのままパクリ。皮にはエグミもないので、刻んでそのまま食べるのが四万十流!!
こんなにも住民を虜にしている「ブシュカン」をたくさんの人に知ってもらおうと、なんとオリジナル曲「四万十ぶしゅかんの歌ー禁断の果実」まで誕生したんです。
連呼されるフレーズが頭に残ってつい口ずさんでしまうほどのノリの良さ!!四万十市のホームページからもリンクして聴けますので、是非お試しください。
食欲の秋、「ブシュカン」の秋!!この秋は「ブシュカン」で、いつもとは一味違う味覚を楽しんでみてくださいね。
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