「こんなところにもトミナガ!?」実は身近な鋳造(ちゅうぞう)の世界!
【ものづくり】えいもん

こんにちは!!よさこいおきゃく支店渉外担当、いごっそうです!!
渉外担当として、日々様々な業種について勉強中ですが、みなさん「鋳物(いもの)」をつくる加工法「鋳造(ちゅうぞう)」をご存知でしょうか?
普段なかなか聞き慣れない言葉かもしれませんが、今回は「こんなところにもトミナガ⁉」のキャッチコピー通り、実は私たちの生活を身近なところで支える鋳造会社株式会社トミナガさんにおじゃましました♪
1959年創業の鋳造会社

高知市布師田に本社を構える株式会社トミナガは、1959年に高知市で鋳造所として創業しました。
以来、『鋳物を身近に!あらゆる産業と共に豊かな未来に貢献する』をミッションに掲げ、地域の皆様により身近に感じてもらえるように様々な活動を進めています。
そもそも【鋳造】とは?

鋳造とは、鉄・アルミ・銅・真鍮などの金属材料を高温で溶かし、砂などで作った鋳型(いがた)に流し込み、冷やし固めることで、イメージした形状を作り出す金属加工法です。

同社が手掛ける鋳物は、実は私たちの生活に欠かせない部分を担っています。
たとえば、高知県内で見かけるデザインマンホールや、県内外で使われる船舶用部品、産業機械部品、ロボット等、多岐にわたります。普段は意識しなくても、これらの技術が暮らしの間接的な土台となっているのです。
トミネコ誕生秘話
イメージキャラクターの「トミネコ」は、元々は公園入り口に設置する車止め(輪留め)として鋳造されたものでした。
ある時、関係先にプレゼントしたところ大変喜ばれ、人気者となったトミネコは今では色々な模様の仲間が増えているそうです。
愛らしいトミネコにも、トミナガの確かな技術が詰まっています。
「モノづくり」への探求心と遊び心

同社内では、「モノづくり」を楽しむ取り組みが盛りだくさん。
社内で密かに作ったトミナガフライパンを使って社員の料理コンテストをおこなったり、デザインマンホールのデザインを考えて実際に形にしたり、はたまた昼食時に試作の焼肉プレートでお肉を焼いてみたり、遊び心を忘れない、モノづくりへの探求心が伺えます。


鋳造の醍醐味は「イメージしたものを形にできること」。
このモノづくりの面白さを伝えるべく、同社は「ものメッセ KOCHI2025 第 14 回高知県ものづくり総合技術展」に出展し、「ものづくり親子見学会」を開催。
見事、ブースグランプリ【専門家部門特別賞】を受賞しました。

未来へ繋ぐ、探求学習・出前授業への取り組み
同社では、鋳造を未来へ繋げる取り組みの一環として、県内の中学校や高校向けに、探求学習や出前授業を積極的に実施しています。

探求学習では、工場見学等を通して学んだことを同社側から提案したテーマをもとに生徒が企業の魅力発信についてプレゼンを行っています。また、工業高校などでは、高校生に鋳造を実際に体験してもらう機会を提供しています。

中高生が鋳造や鋳物について知る機会は少ないのが現状ですが、だからこそ、このような積極的な取り組みが、日本の技術力の確かな継承に繋がっていくことでしょう。

「品質第一」を経営理念に掲げ、新しいことに挑戦し続ける株式会社トミナガは、確かな鋳造技術を通して、高知の未来と地域社会に貢献しています。
私たちの何気ない毎日をしっかりと支えてくれている鋳造業。
ぜひ皆さんも、身近なところで「トミナガ」の技術と製品を探してみてくださいね。












