明治3年創業の老舗料亭が作る土佐の珍味「酒盗」
【雑貨】えいもん


その代表的な食品が、鰹の内臓(はらわた)を塩などに漬け込んで発酵・熟成させた「酒盗(しゅとう)」です。土佐藩の12代藩主・山内豊資公が好んで食し、「これを肴にすると酒が盗まれるようになくなっていく」、「酒を盗みたくなるほど旨い」と評したことが、名前の由来とも言われています。


高知市の中心部・はりまや橋のたもとにある老舗料亭「得月楼」は、明治3年、「陽暉楼(ようきろう)」として創業。以来、歴史と伝統を受け継ぎ、皿鉢(さわち)や会席料理はもちろん、趣向を凝らした酒肴にも定評がある名店です。
高知県出身の直木賞作家・宮尾登美子さんが、昭和初期の花柳界を描いた小説「陽暉楼」の舞台としても広く知られています。


「得月楼」には、現在でも、幕末の著名な庭師が手掛けた見事な庭園や、登録有形文化財に指定された魚梁瀬杉の一枚天井板、文人墨客の書画などが多数残っており、一度は訪れたい風情ある土佐の名店の一つです。
そんな老舗料亭「得月楼」では、自慢の珍味として酒膳に自家製の「酒盗」を提供しています。「得月楼」の「酒盗」は、土佐沖でとれた新鮮な鰹の内臓を塩漬けにし、3年間ほど熟成させています。半年~1年ほど熟成させるのが一般的ですが、長期熟成させることにより、さらに旨味が増すんだそうです。また、お酒で洗って塩抜きするなど、「得月楼」に古くから伝わる伝統の調理を施すことで、この店ならではの深い味わいが楽しめるんですよ。


「得月楼」の「酒盗」は、鰹本来の持つ風味や熟成された豊な旨味、まろやかな口当たりや歯切れの良いコリコリとした食感が魅力です。
お酒の肴やご飯のお供にはもちろん、パスタやピザ、炒め物や煮物などの隠し味として使用するのもオススメですよ。
「得月楼」の「酒盗」は、直接電話注文もできます。明治3年創業の老舗の味をぜひお楽しみ下さい。










