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土佐のうまいもん

土佐のうまいもん

No.1 鰹のタタキ

高知が誇るテッパングルメ!

身の表面を香ばしく焼き上げ、ねぎや薬味を乗せて食べる「鰹のタタキ」は、鰹の消費量全国1位を誇る高知の代表的な料理ながよ。酢を利かせた土佐酢で食べるのが一般的やけど、近年では焼いた鰹が温いうちに塩をふって食べる「塩タタキ」も人気。鰹の藁焼き体験が出来る施設もいくつかあるき、自分で焼いた「鰹のタタキ」を食べるのも素敵やねぇ。通年食べれるけど、春の初鰹、秋の戻り鰹が特に美味しいがやき!

No.2 皿鉢料理

代表的な土佐の郷土料理

起源が180~190年前と言われる「皿鉢」の名称は、食材や調理法ではなく、大皿に山や海の幸を豪快に盛りつける宴会料理の事を言うがよ。宴会が始まったら台所に立つ必要がない「皿鉢」は、全員が一緒に楽しむための機能性にも優れちゅう。南国の風土と気候、土佐の宴会スタイルが生み出した、味と彩りの集大成みたいな料理やねぇ。大皿に刺身や寿司、煮物や焼き物、羊かんや果物などの組み物を組み合わせるのが一般的。大勢で皿鉢を囲み、食べたいものを自分の小皿に取るっていう、自由さが特徴的やねぇ。

No.3 どろめ

鮮度が命の海産珍味!!

体長2~3cmぐらいのイワシの稚魚を、高知では「ドロメ」って呼ぶがよ。生の場合は体の色が透きとおっちゅうほど新鮮って言われちょって、鮮度管理が難しい、土佐の海産珍味ながやき。一般的には、ニンニクの葉と味噌を混ぜて作った「ぬた」っていう調味料か三杯酢で食べるのが高知流。つるんとした食感がヤミツキになるがやき。「ドロメ」を茹でて天日干しした「ちりめんじゃこ」や、穴子の稚魚の「のれそれ」も美味しいでぇ!

No.4 青さのりのてんぷら

香りも美味しい四万十川の幸

「青さのり」は、日本最後の清流といわれる四万十川の河口、海水と川の水が混じり合う汽水域で育つ海苔ながよ。四万十川の美しい水と太平洋の潮の恵み、それと温暖な気候が生み出した、滑らかな食感と香りの高さが自慢の品。そんな「青さのり」をサクッと揚げた天ぷらが、お酒好きの高知では大人気ながよ! 天つゆで食べるのもえいけんど、素材本来の美味しさを味わいたいなら塩で食べるのがオススメやねぇ。 

No.5 地鶏

弾力のある肉質が特徴の地鶏

坂本龍馬の好物だったと言われる地鶏や軍鶏。現在も、鶏を飼育するのが盛んな高知には、噛めば噛むほどに旨味が溢れる美味しい地鶏がおるがよ。中でも、卵は濃厚でしっかりとした黄味を持ち、肉は適度な歯応えときめ細やかな肉質の「土佐ジロー」。そして、大型の土佐九斤と闘鶏としても有名な大軍鶏の間から生まれた鶏に、白色プリマスロックを掛け合わせた「土佐はちきん地鶏」は、高知が誇る絶品地鶏ながやき。

No.6 手長えび

長~い手が特徴の希少なえび

体長を超えるほど長いハサミが特徴の「手長えび」は、春から夏にかけて四万十川や仁淀川などで漁獲されるが。高知では、塩茹でか唐揚げにして食べるのが一般的で、殻はもちろん頭まで全部頂けるのが魅力のポイント。小さな体に詰まった香ばしさとプリプリした食感が楽しめるき、ビール片手にパリポリ、1度食べたらヤミツキになるでぇ!

No.7 文旦

土佐の風土が育むみかんの王様

高知自慢の特産品「文旦(ぶんたん)」は、南国土佐の太陽や風をいっぱい浴びて育った、美しい黄色の果皮と大きさが特徴的。ひと口食べたら、弾けるようなプリプリ食感と共に、程よい酸味や甘味が口いっぱいに広がるでぇ。高知には、「文旦」特有の風味が味わえる「土佐文旦」と、上品な甘さが楽しめる「水晶文旦」があって、季節になったら、青果店や日曜市にはもちろん、無人の良心市も立ち並ぶがやき。

No.8 しょうが

生姜の生産量日本一!

「生姜」は、熱帯アジアが原産の地という事もあって、温暖な気候の高知県では盛んに栽培が行われゆうがよ。高知県は「生姜」の生産量が、日本で1番ながやき。刺身の薬味や冷や奴、煮魚に「生姜」を使用するのはもちろん、「生姜」を使ったお茶や酒、アイスやチョコレートなどのオリジナル商品も続々と誕生しゆう。高知産「生姜」のジンジャーエールもオススメでぇ。高知県の豊かな風土に恵まれ育った「生姜」は、香り高く、食通好みの、キリッとした辛みと風味が楽しめるがよ。

No.9 トマト

フルーツみたいに甘い果実

高知県には10種類以上もの美味しいブランドトマトがあるがやき。もちろん、南国土佐特有の気候が美味しさの源やけど、塩分を多く含んだ海辺や有機肥料を用いた土、昼間と朝夕の寒暖の差を利用した土地や標高の高い場所など、色んな土壌で栽培されゆうき、ブランドごとにまったく違う美味しさが楽しめるがよ。近年、フルーツ感覚で食べられるほど甘みが強いと話題になった、高知自慢のトマト。是非召し上がれ♪

No.10 地酒

酒豪県が誇る旨いお酒!

自然豊かな高知の美しい水を使用し醸した、土佐の「地酒」。高知県には現在、西は宿毛市、東は田野町まで、20戸近くの蔵元があり、それぞれがこだわり抜いた個性豊かな「地酒」を、丹誠込めて作りゆうがよ。そんな土佐酒の味わいは、後切れの良いスッキリとした口当たりが特徴の淡麗辛口が主流で、料理にも合わせやすいがやき。各蔵元が厳選した水や米などを使用して作り上げる芳醇な地酒に、今宵も多くの人が酔いしれゆう…

No.11 新高梨

甘くて水水しい梨の王様!

高知県と新潟県の在来種の梨を交配改良したことから命名された「新高梨(にいたかなし)」。大きいものになると、重量が1kg以上、直径が20cmもあるき、初めて見た人は驚くでぇ。栽培がこじゃんと難しい果実ながやけど、土佐の温暖な気候と豊かな土壌で育つき、香気・食感・甘味ともに、まっこと美味しいがよ! 旬の時期が9月下旬から11月初旬までと、ひと月くらいしかないき、あっと言う間に無くなってしまう高級果実。是非とも食べとーせ。

No.12 土佐の赤牛

赤身の旨味が際立つ土佐褐毛牛

明治時代から土佐の山間部で大切に育てられてきた土佐和牛「土佐の赤牛」は、年間に600頭前後しか出荷されん貴重な銘柄牛ながよ。赤身と霜降りの絶妙なバランスが特徴。刺しのたっぷり入った霜降り肉とは違って、肉厚ながらあっさりとした赤身本来の旨味が楽しめるき、ステーキやタタキにして食べるのがオススメぜよ!

No.13 うつぼ

実は美味しい獰猛な海のギャング

「うつぼ」は、海のギャングとも呼ばれる凶暴な性格とグロテスクな風貌をした魚類ながやけど、高知県民はその姿を見たら「美味しそう」って思うがやき。淡泊な味と歯応えが酒のアテにピッタリやき、高知の居酒屋さんはもちろん、ごくごく普通に食卓に上がる事もあるがよ。しかも、その見た目とは裏腹に「うつぼ」には、美容に良いコラーゲンがたっぷりで栄養も満点! 高知では、タタキや唐揚げにして食べる事が多いがやき。

No.14 ゆず

日本一の柚子の産地!

全国の生産量の40%以上を占める高知の「ゆず」は、県民の生活にとってもなじみ深い存在ながよ。ゆず酢をよう効かせた味付けが高知県民は大好きやき。季節になったら、料理好きのおばちゃんがお手製のゆず酢をお裾分けしてくれたりして、楽しみながよ。昼間と朝夕の温度差が大きい内陸の山間部で、丁寧に丁寧に育てられる香り高く爽やかな高知の「ゆず」、まぁ、いっぺん試してみてや。

写真提供:高知県観光コンベンション協会